
30日も午後から勉強会がありました。
「がん対策基本法」が施行され、大阪の11か所ある「がん診療連携拠点病院」も業務を始めています。
2か所の見学会を済ませ、そのレポートの作成の段取りなどを話し合いました。
夏までには、他の施設も見学し、患者の視点からの注文もつけていこうと積極的な意見も出されています。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

C型肝炎ウイルス感染者に対する治療の標準化に関する臨床的研究(熊田ら、厚生労働科学研究補助金 肝炎等克服緊急対策研究事業 2006年3月)が、B型、C型肝炎の治療ガイドラインをまとめました。
この研究のまとめを東京肝臓友の会や関東のドクターからを資料としていただきましたので、これを参照して、患者さん向けにpdfファイルにまとめ直してみました。
「B・C型慢性肝炎治療ガイドライン2007」
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

大阪で始まった「がん患者大集会」。
第3回目の集会が広島で開催されることになり、準備が進められています。
肝臓病の患者会の全国協議会(日肝協)にも案内を準備するためのアンケートが届けられました。その説明によると以下のような大集会概要になりそうです。
「がん患者大集会」のHP
1)名 称 第3回がん患者大集会
2)目 的 「変えよう日本のがん医療、手をつなごう患者と家族たち」をメインテーマに掲げ、今回は特に、緩和ケア、がん患者と家族の心のケアを主要課題とする。患者、体験者、家族と、医療、介護、福祉に携わる方々と、ボランティア、さらにがん医療に関心のある方々に広く参加していただき、講演、シンポジウムを通して、共に話しあいたい。
4)実施日 2007年8月26日(日)午後1時から5時まで
5)実施場所 広島市 広島国際会議場 (3300人収容)
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

毎年、5月第4週です。今年で17回目。取り立てて宣伝もされませんから、知る人は少ないようです。
国民への啓発の集中期間ですが、日本肝臓学会総会がいつも同時期(今年は1週間後)にあり、専門医の啓発講演会なども「週間」からずれて行われることが多いのです。
週間の主催は、厚労省ではなく、ウイルス肝炎研究財団。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

午後からは、会員交流会「療養上の私の工夫」。高齢のためにインターフェロン治療ができないと医者から言われたり、肝移植を受けてその後の健康管理に苦労されている方など20人ほどが集まり、活発に情報交換をしました。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

所属している大阪肝臓友の会にも肝がんの患者さんがたくさんいます。何とかしてほしいとの思いから、日肝協・事務局長さんに参加を要請していたところ、時間をやりくりしていただいて参加していただきました。
がん対策基本法が施行され、6月には「がん対策推進基本計画」がまとめられるという。この計画についての国会議員さんとの意見交換会。
どのような意見が戦わされたのか?
肝臓病患者会では、このがんに対する世間の動きに関心が向けられていない方も多いように感じます。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

通っているクリニックで購読し始めた「いつでも元気」、いつも必ず読むのが「医者の言い分 患者の本音」。見開きの頁に、ドクターと患者がそれぞれ投稿されています。
4月号は、患者「肝炎になって学んだこと」、医者「『安心』と『信頼』」。短い文章ですが、医療の本質や現状、患者の療養のための患者と医療者の協働の必要性が切々と伝わってきます。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体


2つの研修室を借りて行いましたが、「交流会」の方は地元のSさんが仕切っていただいて、安心してB型肝炎の講演会に集中することができました。
講師は、神戸朝日病院(長田区)の金守良院長。
40人あまりが参加し、1時間あまりの先生のお話の後、13人から質問が寄せられました。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

20日午後、薬害肝炎大阪訴訟(第2陣)の弁論期日でした。
原告側は山西弁護士が意見陳述を行いました。弁護側は、そのあと3月の東京地裁判決後の状況について、ビデオで提示する予定でしたが、被告側から異議が出され、次回期日に持ち越されました。
被告国は、フィブリノゲン製剤の有用性、承認手続きの妥当性について、三菱ウエルファーマは、同製剤でC型肝炎に感染する可能性が低いことを、Gummagard事件から推論して見せました。
被告三菱ウエルファーマは、100万コピーのウイルスが存在しても、不活化処理とHCV抗体の存在で、感染力を有するウイルス量は、多くてもせいぜい100コピー程度と推論して見せました。
ここでのHCV抗体の役割を「中和抗体」であると理由づけていたことには、びっくりしました。
続きを読む >>

同学会広報委員長の岡上武氏は、「発刊にあたって」で、「肝臓専門医はもとより、肝臓専門医でない先生方にもすぐ役立つ」「肝癌の診療に関わっておられる医療従事者のみならず、肝炎の診療に携わっている先生方にもお役に立てれば幸いです。」と述べられているように、開業医や一般病院で、肝炎患者やキャリアの診療を行っているドクターたちへの啓発・参考書となることを願っています。
「肝癌診療マニュアル」
・編集 財団法人 日本肝臓学会
・医学書院刊
・価格 2,200円(本体・税別)
続きを読む >>

17日、「友の会だより」119号の版下を作り終えました。患者会の事務所で事務局長さんと午後から点検作業。
「一太郎」で作っていますが、自宅の一太郎と事務所のものでバージョンが違うためかうまくプリントアウトできず、難渋しました。
会報は、会員同士の交流を第一に、会員が求める療養情報を提供を編集方針と心がけています。
B5版54頁。
ペグインターフェロン「ペガシス」の3週間隔投与で肝炎を沈静化されたS事務局長さんの体験記は、参考になります。
続きを読む >>
この日は、製薬会社の方の来訪予定が入っていました。
当番の事務局長さんのお話では、7月に行われる日本肝臓学会の市民公開講座への協力依頼だったようです。
7月7日(土)、大阪商工会議所(大阪市中央区)国際会議場を会場に開催される予定で、大阪肝臓友の会の会報に掲載依頼もありました。
また、この企業の患者や医療従事者向けホームページや社会貢献活動(患者団体への支援活動)などの説明もあったようです。
続きを読む >>

肝炎対策の意見書採択に尽力してくださった議員さんから、ご挨拶状が届いています。
今度の日曜日には、投票日。選挙のある自治体にお住まいの方、候補者や運動員の方から電話などで支持の訴えがあれば、ぜひ「肝炎対策」に真剣に取り組んでほしいと、逆にお願いしましょう。
私も隣市で意見書採択でお世話になった議員の「出発式」に参加しました。司会をしていた女性のお話で「ツバメの巣作り」を話題にされていました。元気のある50歳代の女性。はつらつとしておられました。候補者ご本人よりも元気そうでした。
続きを読む >>

4月20日(金)、大阪地方裁判所で薬害肝炎訴訟(第2陣)の弁論期日です。
3月23日の東京判決により、薬害肝炎を引き起こした国の責任がついに三度断罪されました。しかし、それでも厚生労働省は、その責任を認めようとせず、被告企業も直ちに控訴し争う姿勢を崩していません。
4月20日の期日では、原告側からこの東京判決の持つ意義について、原告弁護団から意見陳述を行なうほか、進行する症状への不安を抱えながら訴訟に加わられた2次訴訟原告が意見陳述を行ないます。また、この日は、被告国及び企業からの意見陳述も予定されています
202号法廷で、13:30~15:00。
傍聴には、あらかじめ交付される傍聴券が必要です。
傍聴券は、13:10までに並ばれた方に先着順で交付されます。
交付場所は、本館北玄関西側出入口
事件名 薬害C型肝炎損害賠償請求事件
平成16年(ワ)第3142号 外
傍聴券交付予定枚数は63枚。
続きを読む >>

11日、先週の血液検査の結果を聞きにクリニックへ。夜、「郷子会」の会議があるために、夕方早く出かけました。
血液検査の結果は、小康状態。前回の検査でGPT値が128あったものが45に下がっていました。
前回の診察時に薦められていた抗ウイルス剤の服用は、検査の結果、主治医も見合わせようと言ってくれました。
他の結果は
A/G比 1.43 L
γGTP 65
ALP 239
血小板数 18万
HBV-DNA 5.2 Logコピー(PCR)
「代償期の肝硬変で、落ち着いていますね」との診たてでした。
主治医を含めてクリニックの職員さんが、肝炎対策を求める国会請願署名に協力してくださいました。
続きを読む >>

患者会からお願いしていた項目はすべて盛り込まれていました。
国の方でも与党が肝炎患者救済策の検討を始めています。毎日新聞(07/04/11付)は、「薬害C型肝炎:原告患者救済案検討チーム、自・公で調整」の見出しで、
-------------------------------------
自民、公明両党は11日、薬害C型肝炎訴訟の原告患者救済案を検討する与党プロジェクトチーム(PT)を5月の連休明けにも発足させる方向で調整に入った。来年度予算に盛り込むことを念頭に、6月にも具体案をまとめたい考え。
------------------------------------
と伝えています。
肝炎患者への救済策は、相当大きな財源が必要です。財源確保のためには、多くの世論の同意も必要になります。いっそうの運動が求められます。がんばらねば!
続きを読む >>

大学の医局からご案内が来ました。
大阪で病院関係機関でB型肝炎をテーマに公開講座が持たれることは少ないです。貴重な機会です。B型肝炎キャリア・患者・家族の皆さん、勉強してみませんか。
大阪市立大学 公開肝臓病講座
B型肝炎を中心に
<事前予約が必要>
○ と き 2007年5月20日(日) 13:30-16:00
○ ところ 大阪市立大学医学部附属病院 5階 講堂
大阪市阿倍野区旭町1-5-7
最寄駅:JR線・大阪市営地下鉄「天王寺駅」
近鉄南大阪線「阿倍野橋駅」
○参加費 無料・事前予約が必要
続きを読む >>

その中でも、「医療費の助成」です。
肝炎患者への医療費助成では、北海道や東京都・長野県などでこれまで地方自治体が独自で行ってきましたが、それも廃止や縮小の方向に進んでいます。
東京都での取り組みは、これまでにも回しのブログで紹介してきました。
・07/02/12「東京 ウイルス肝炎受療促進集中戦略案」
・07/01/22「東京都 インターフェロン治療に助成を検討 でも・・・ 」
東京都のウイルス肝炎患者への治療費助成制度が確定するのは、これからだろうと思いますが、方向としては「完治が望める慢性肝炎患者」、それもインターフェロン治療に限って行われるものと予想されます。
続きを読む >>

厚労省「審議会、研究会等 厚生労働省関係審議会議事録等」のサイトに、「薬事・食品衛生審議会副作用・感染等被害判定第二部会 平成18年11月16日議事録」が4月4日に掲載されました。
これをみていると、ペガシス+コペガスに関して「医薬品副作用被害救済制度 除外医薬品指定」されたことが記録されています。
この部会での会議で事務局(厚労省医薬食品局安全対策課)は、副作用被害救済制度除外医薬品に指定する理由として次のように述べています。
--------------------------
次に、ペグインターフェロン、リバビリン併用療法の薬でございます。コペガス錠200mg、成分名はリバビリン。ペガシス皮下注90μg等、成分名はペグインターフェロンアルファ-2a。効能・効果はペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン併用による難治性のC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善でございます。副作用発現率は100%。重篤な副作用発現につきましても、白血球減少等、相当程度以上の副作用発現率があるということで、このまま既指定とさせていただきたいと考えています。
--------- 以上引用終わり
他のインターフェロン製剤も同じような副作用発現率ですが、改めて専門家はびっくりするようなことを公式の会議の場で言っているのですね。
臨床現場のお医者さんは、患者に同じような説明をしているのでしょうか。
続きを読む >>


医家向け専門書ですが、B型肝炎とC型肝炎の治療のガイドラインに関する解説書が3月に発行されました。
B型肝炎のものは、熊田浩光先生が著者で、以前に発行されたものに2006年度厚生労働科学研究の成果を取り入れた改訂版です。
C型肝炎のものは、編集が「厚生労働科学研究事業・『C型肝炎の診療ガイドライン策定について』に関する研究班」。執筆は、東京大学の小俣政男氏、吉田晴彦氏、建石良介氏です。
・「B型慢性肝炎のマネジメント 改訂版 」
A4変型判 72頁 定価(本体 2400円+税)
虎の門病院副院長 熊田博光 編
医薬ジャーナル社刊
詳細は、医薬ジャーナル社のサイトへ
・「C型肝炎診療ガイドライン」
編集:厚生労働科学特別研究事業
「C型肝炎の診療ガイドライン策定について」
に関する研究班
判型 B5・頁 72・発行年 2007年03月・定価 1575円(本体1500円+税5%)
発行 医学書院
詳細は、医学書院のサイトをご覧ください。