投稿日:2008-03-31 Mon

31日、大阪地裁で薬害肝炎訴訟の原告38人が国と和解しました。
原告たちの内訳は、(以下九州弁護団古賀事務局長のブログから)
肝がん2名、肝硬変9名、慢性肝炎23名 無症候性キャリア4名
女性33名 男性5名
フィブリノゲン製剤38名
投与時期 1966年10月~1991年3月
大阪地裁における和解成立で、薬害肝炎全国原告団の和解原告数は199名(434名中)になりました。
大阪 68名
福岡 56名
東京 50名
名古屋18名
仙台 7名
------------------------- 以上
続きを読む >>
スポンサーサイト
投稿日:2008-03-30 Sun

診療所などでの診察、診察時間に5分以上かけ、患者さんを診察したり診療情報の説明に5分以上かけると「外来管理加算」として520円を診療報酬として請求できるようになります。
5分未満ならこれを請求できません。
肝疾患などで、目の黄染(黄疸)、腹部の触診(肝臓の腫れや堅さ、腹水の有無)、血圧などを測り、血液検査の結果を簡単に説明すると5分はかかってしまいます。
これとは別に再診料もかかってきます。再診料は、診療所と中小病院(一般病床200床未満)が対象で、処置や検査、リハビリ、精神療法などがなく、問診や身体診察、説明、指導が中心の時は、基本の再診料(病院600円、診療所710円)に「外来管理加算」を上乗せできることになります。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-29 Sat
厚生労働省は新医薬品14成分21品目を、4月18日付で薬価基準に追補収載する。3月26日の中央社会保険医療協議会総会で、薬価算定組織の報告が了承されました。肝疾患治療薬として、遺伝子組み換えアルブミン製剤「メドウェイ」(田辺三菱製薬(株))もあります。
薬事日報によりますと「メドウェイ注25%、同5%(田辺三菱製薬)は、人血清アルブミン(遺伝子組み換え)が成分で、アルブミンの喪失(熱傷、ネフローゼ症候群など)およびアルブミン合成低下(肝硬変など)による低アルブミン血症、出血性ショックを効能・効果とする。」とあります。
薬価は以下の通り。
・メドウェイ 注5% 5%250ml 人血清アルブミン遺伝子組み換え 9,602円
・ 注25% 25%50ml 人血清アルブミン遺伝子組み換え 9,602円
※アルブミン-Wf25%50mL の同効薬リスト(お薬110番から)
続きを読む >>
投稿日:2008-03-28 Fri



この日、薬害肝炎東京訴訟では、東京地裁で国と29人が和解しました。全国で161人の和解が成立したことになります。
18時30分から参議院議員会館東側の星陵会館で開催されました。
内容は、①弁護団によるこれまでの到達点と今後の課題の報告
「恒久対策:肝炎患者への支援策」
「薬害の根絶:国と企業が肝炎という薬害を起こしたことと放置したことの検証」
「被害の実態調査:被害患者の掘り起こしも含め」
・製薬企業との和解協議の進行状況も説明されました。
②原告団によるお礼とアピール
東京原告さんたちが闘いの感想と支援者へのお礼を述べました。
原告さんたちは、国や企業が取り組む恒久対策について、監視を続けていくこと約束されました。
③患者会からのメッセージ
昨年末原告になった東京肝臓友の会理事長(日肝協代表幹事)中島小波さんが、原告として患者会の代表として、裁判と恒久対策実現に向けてがんばるという決意を述べられました。
④支援からのメッセージなど 支える会千葉の村田さん(千葉肝臓友の会会長)が、最近の活動について紹介されました。
裁判支援と訴訟説明会などを開催し、電話相談などを通じてこの2か月間に友の会の会員が100人も増えたと報告されていたことにはびっくりしました。村田さんたち患者会の取り組みの熱さが伝わってきました。
支援では、国会議員さんも駆けつけていただきました。社民党は福島党首・阿部議員、他にも民主党(山田・山井議員)、共産党(小池・高橋議員)など野党3党から連帯のご挨拶がありました。
山田議員からは、肝炎対策基本法に関する与野党協議解消の経緯が説明され、今国会でまず参議院で必ず肝炎対策法案を可決させ、衆議院でも可決されるよう取り組んでいくと力強い決意が述べられました。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-27 Thu

政党間の協議の場がなくなり、あとは薬害肝炎訴訟原告弁護団の定期協議(今年7月)の場にゆだねるのしかないのでしょうか。
与党(とりわけ自民党)は、昨年12月23日の福田首相による薬害肝炎被害者一律救済(投与時期を限定せず、フィブリノゲン等の投与者全員救済)の政治決断を行い、今年1月11日の「薬害肝炎被害者救済法案」の成立、4月1日からのインターフェロン治療費助成の実施で、肝炎対策は形が整ったとしたいのでしょう。
肝炎患者は怒らねばなりません。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-25 Tue

いろいろ考え、会長や事務局長さんと相談して、5月に500人くらい入る会場を抑えて行う準備を始めることになりました。
企画案として、肝炎にまつわるトピックス3題をいっぺんに行う。テーマと講師の案は以下の通り。
1.薬害肝炎被害者救済法の説明=薬害肝炎弁護団
2.集団予防接種によるB型肝炎追加提訴 原告になれる条件・訴訟がめざすもの=B型肝炎訴訟弁護団
3.B・C型肝炎へのインターフェロン治療費助成=大阪府担当者
続きを読む >>
投稿日:2008-03-23 Sun

10:00~ 神経筋難病の治療ネットワークの試み(刀根山病院医師)
13:15~ 原発性胆汁性肝硬変など4疾患医療講演相談会
15:30~ 難病連世話人会議
16:30~ 大阪府によるインターフェロン治療費助成に関する説明会(難病連役員対象)
慌ただしく盛りだくさんな内容が詰まったイベントでした。
ハコバンに、パソコン・プロジェクター・全長2m余りもある移動型スクリーンを積み込み8時前に自宅を出発。帰りは事務所によって荷物をかたづけて帰宅すると20時前。へとへとになりました。
インターフェロン治療費助成についての説明会、府からは担当者が4人もお見えになりました。
・4月1日にから実施されます。
・申請用紙や申請用の診断書は保健所(政令市は保健福祉センターにも)にあります。
・大阪府の場合は、医師会に委託してほぼすべての医療機関(歯科は除く)で、受診されている医療機関でインターフェロン治療を受ける場合に助成されます。
・助成を受けようとする方は、保健所(政令市の場合は保健福祉センター)で申請することになります。
・助成期間は、申請されたときから1年間。(月半ばで申請された場合は、月の初めにさかのぼって医療費助成が開始できます。)
続きを読む >>
投稿日:2008-03-22 Sat

9時 2小学校~中学校の通学路などの清掃
10~11時 中学校校庭などで体力測定(50m走、反復横跳び、立位体前屈、上体そらし、握力など)
わなげ競技
10:30~ ぜんざい提供(おやじの会)
子ども会やボーイスカウトのみなさんが協力してくれて、例年以上に盛り上がりました。
青少年問題協議会やトンネル壁画(落書き対策)で知り合った隣町のTさんがブログ「楽しいプログ 」で楽しく報告してくださっています。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-21 Fri

B型肝炎について、いろいろと基本的なことを教えてほしいとのことでした。1時間半ほどお相手をして、自身の病歴のことや患者会活動に関わったきっかけなどもお話ししました。番組用の録音はほんの数分。
お相手をしていて、薬害肝炎訴訟などで飛び回っておられた放送記者さんもB型肝炎のことは本当にご存じないのだなあと実感しました。
テレビ取材と違ってラジオの取材は道具立ても陣容もいたって簡単です。男性の記者さんがお一人で小さな録音機(少し高そう)を持ってやってこられました。
19日には、新聞社のある地方支局の女性記者の取材を1時間ほど受けました。テーマはこれも「B型肝炎」。
どちらの方も、3月28日に追加提訴を予定されているB型肝炎訴訟の準備だそうです。B型もついに始まるのです。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-18 Tue

会合の冒頭、山井議員、山田議員、家西議員から国会の様子の説明がありました。
その内容は、自民党が肝炎対策基本法案を提出後、昨年12月に与野党協議機関設置の提をされ、民主党案と与党案の協議が行われるはずだったが、今年になって開催されていないこと。
自民党は協議を行いたくないようだとのことでした。
患者会からの与党の厚生労働委員会理事への要請行動が必要です。
日本肝臓病患者団体協議会から事務局長と私が参加し、私から肝炎に関する恒久対策(医療費助成など)について説明しました。
投稿日:2008-03-16 Sun



最近には例がない友の会の会員さんが自らの肝発がんとその治療と術後の管理について元気よく発表されました。(写真中)
大阪市立大学医学研究科と「パラクルード(エンテカビル)」を販売する製薬会社の主催。
B型肝炎の治療や肝がんの治療に重点を置いた講演会で、貴重な機会になったと思います。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-15 Sat


120人くらいが参加され、78人の方が個別相談を希望され順番を待っておいででした。
奈良のすごいところは、弁護士会は100人あまりの弁護士さんが所属されていますが、弁護団逃散のお話では、そのうち22人が弁護団に加わられたことです。5人に1人の割合で、訴訟のサポート体制を組まれています。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-13 Thu

著者の泉並木先生は、インターフェロン治療などウイルス肝炎の診療では、地域連携クリニカルパスの研究でも知られたドクターです。
ウイルス肝炎患者、特に高齢者や肝硬変患者へのインターフェロン治療でも専門医とかかりつけ医が連携し、積極的に治療するための解説書を発行されました。
目次から紹介しますと
①インターフェロン 種類、特徴、投与スケジュール
②B型慢性肝炎に対するインターフェロン治療
③C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療
④C型肝硬変に対するインターフェロン治療
⑤肝癌抑止と再発防止のためのインターフェロンのエビデンス
⑥インターフェロンの副作用と対策
⑦医療連携によるインターフェロン治療
投稿日:2008-03-12 Wed
大阪府の公式サイトに、肝炎(インターフェロン)治療費助成について、説明が掲載されました。http://www.pref.osaka.jp/yakumu/fib/fib_top_index.html
掲載時点では、ウイルス除去を目的としたインターフェロン治療に限定されるとのことです。(Q&Aの項参照)
申請方法など事務的なことは、まだ掲載されていません。
※このサイトは、フィブリノゲン問題の公報サイトです。
・医療機関での肝炎ウイルス無料検査については
http://www.pref.osaka.jp/chiiki/kenkou/gan/kanen/muryo.html
・インターフェロン治療の助成制度については
http://www.pref.osaka.jp/chiiki/shippei/tokutei/nanbyo/nanbyo/kaneniryouhijyosei.html
続きを読む >>
投稿日:2008-03-10 Mon
3月10日、薬害肝炎訴訟が行われた5地域の裁判所で和解協議が残っていた名古屋地裁でも、国との和解が成立しました。5地域での薬害肝炎訴訟で国との和解が成立したことを受け、10日、薬害肝炎訴訟原告団長らは、舛添厚労大臣と面談し、被害者対策を話し合う定期協議を17日から始めることを確認。
定期協議の内容に関する要望は、
1.恒久対策
肝炎患者全般に対する診療体制や公的援助
2.薬害被害者の救済
血液製剤による感染調査や告知など取り組みを明らかにする
3.薬害肝炎の検証と再発防止
原告・弁護団や学識者、法律家などによる第三者機関の設置
が主な内容です。
薬害肝炎訴訟は、新たな段階に進みます。
この定期協議を前に、日肝協役員ら患者団体と薬害肝炎弁護団との懇談が日肝協事務所で14日午前に行われます。
350万人肝炎患者の支援策が、国との定期協議で得られるように患者のみなさんの今後のご支援をお願いします。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-08 Sat

薬害肝炎訴訟九州原告・福田衣里子さんを招いて行われる交流会、会員以外からも薬害肝炎被害者救済法の説明や相談を受けてほしいと注目されています。
毎日新聞の報道(08/03/08)「薬害C型肝炎訴訟:九州原告の福田さん招き、あす草津で交流会」
○ と き 2008年3月9日(日) 14-16時
○ ところ 草津市立市民交流プラザ(フェリエ南草津5F)
JR琵琶湖線 南草津駅下車東口徒歩1分
滋賀県草津市野路一丁目17-2
■3/15 奈良 薬害肝炎訴訟説明・相談会
奈良県弁護士会の有志の弁護士さんが、薬害肝炎訴訟大阪弁護団の弁護士を招いて、訴訟説明会を開催します。
「薬害肝炎奈良弁護団」(団長・相良博美弁護士)を結成されたことも毎日新聞は報じています。
毎日新聞(08/03/08)「薬害C型肝炎訴訟:奈良弁護団を結成 15日に説明・相談会開催」
○ と き 2008年3月15日(土) 13:00~
○ ところ 県中小企業会館 4階大会議室 <地図>
奈良県奈良市登大路町38-1
投稿日:2008-03-07 Fri
滋賀肝臓友の会の会員交流会に福田衣里子さんも参加されます。
弁護士さんも来られます。
○ と き 2008年3月9日(日) 14-16時
○ ところ 草津市立市民交流プラザ(フェリエ南草津5F)
JR琵琶湖線 南草津駅下車東口徒歩1分
滋賀県草津市野路一丁目17-2
7日午後、大阪肝臓友の会事務所当番でした。
薬害肝炎訴訟に関する問い合わせは多く、お一人来所者もありました。
8件の相談があり、2件は交通事故に伴う治療で止血剤が使われたかもというものです。滋賀県の方からの相談は、上記滋賀の交流会を案内しました。
続きを読む >>
投稿日:2008-03-06 Thu
和歌山県も肝炎ウイルス検査の無料検査が始まります。「肝炎ウイルス検査を無料で実施 県内の505医療機関(和歌山)」(紀伊民報 08/03/05)
和歌山県のサイトでも紹介されています。
・和歌山県緊急肝炎ウイルス検査事業の実施について
残念ながら和歌山市在住の方は医療機関での無料検査は受けられないようです。(08/03/05現在)
・和歌山市保健所の担当者にお聞きしたところ、4月1日実施予定で準備が進められているそうです。
検査委託医療機関は、和歌山市内のすべての医療機関を予定されています。
<資料>現在の和歌山市の案内 和歌山市のお知らせ
続きを読む >>
投稿日:2008-03-05 Wed



バス1台ほぼ満席の参加者です。3時間あまり(途中2回のトイレ休憩)かけ、11時前に長島愛生園に到着。歴史資料館を見学し、職員の方から説明を受けました。
長島愛生園には、元ハンセン病の患者さんが後遺障害の治療や社会復帰できない方、374人が療養されています。
ハンセン病の原因菌は、レプラ菌"Mycobacterium Leprae"
細菌表面にロウを含む抗酸菌に属しており、細菌の性質としては、結核菌と似ています。顕微鏡監察する際に、加熱染色を行い、後に塩酸アルコールによって脱色操作を行っても抗酸菌は脱色されず赤紫に染まって観察することができるのが所以のようです。
レプラ菌は、感染力が非常に弱く、多剤治療で完治できるとのことです。
続きを読む >>
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体
投稿日:2008-03-03 Mon

あすなろ会の会報作成をされていた会長さんは、昨年末病院で闘病中ですし、会報作成の中心になっておられた東京の事務局長さんは1月22日に亡くなられました。
それぞれの会では役員さんたちが、その後の体制を立て直して、志を引き継ぎきちんと会報を発行されています。
すごいことだなと感心しました。
また、あすなろ会では1月にホームページも立ち上げられています。
http://www.geocities.jp/asunarokai10/
http://www012.upp.so-net.ne.jp/asuna10/index.htm
続きを読む >>
投稿日:2008-03-02 Sun
2日午後、府立中央図書館会議室を借りて、「東大阪地区 肝臓病講演会」を友の会主催で開催されました。患者会側で設定したテーマは、「難治性肝炎・肝硬変の治療と療養」でした。講師の片山先生が提供されたスライド(パワーポイント)のテーマは、「慢性肝疾患との好ましい付き合い方」。
1.慢性肝疾患の原因と進行具合を知りましょう
2.ウイルス性慢性肝炎の治療の目的と方法
抗ウイルス療法
肝硬変への栄養療法
亜鉛補充療法
浮腫・腹水対策
肝性脳症対策
肝硬変への治療のまとめ
主な内容は以上でしたが、B型肝炎の治療に関連して、HBVがDNAウイルスであることから、検査で陰性化(HBs抗原)しても、ウイルスDNAが肝細胞に残っていて、抗がん剤や免疫陽性剤の治療を受ける場合には注意が必要であることを指摘されていました。
続きを読む >>
△ PAGE UP