

最近報道されている微量採血のための穿刺器具による肝炎ウイルスなどの感染の危険性についてです。
「診療所など小規模医療機関で安全に使える穿刺器具はどんなものがあるのか」とのことです。
厚労省が昨日、報道発表資料を公開しました。その中に器具の解説資料がありました。
医療機関で多数患者に使える器具と使えない器具について図示しています。
微量採血のための穿刺器具について(pdf)
厚労省の対策については、下記のサイトをご覧ください。
「微量採血のための穿刺器具(針の周辺部分がディスポーザブルタイプでないもの)に関する報道発表資料」
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※ 医療介護情報「CBネットニュース」が、5月27日に初会合がもたれた「肝炎治療戦略会議」の内容を報じています。
●記事 厚労相「7年後に肝炎の根治を」
この報道によれば、この会議で
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・舛添要一厚労相があいさつし、「肝炎対策にとって、新たな治療法・治療薬の開発が急務だと思う。肝疾患の専門家である皆様の英知を結集して、どのような研究をすればいいのか、そして7年後には根治可能な疾患となるよう、肝炎研究7カ年戦略を実施していきたい」と述べた。
・厚労省(事務局)から、「肝炎研究7カ年戦略」の項目案を示した。
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請願事項は8項目、肝炎関連では
・専門医療の地域格差の解消
・すべての難病を研究事業の対象に
・すべての肝炎患者の医療費補助を
・全国を網羅する難病センター(相談支援センター)を
などです。
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60団体(構成員30万人)が加盟する日本難病・疾病団体協議会(JPA)の第4回総会が東京・晴海で開催されました。全国から100人あまりの評議員・オブザーバーが参加し、活動方針や予算案を熱心な討議の末に決められました。
特徴は、
①全国患者団体のナショナルセンターにふさわしい財源確保と事務局体制、
②医療・福祉制度等の拡充めざし共同行動を積極的に進める
③全国難病センター研究会の成功のために貢献
④就労支援対策の促進
⑤「難病対策・特定疾患対策の新たな展開を考える」のアピール文案の提起のための議論
などが決められました。
詳しくは、JPAのサイトをご覧ください。

詳しくは、
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これまでは、献血などで集められた血漿から分画製剤として製造され、提供されていました。
重度の肝硬変患者で、難治性の腹水などの症状の改善のために利用され、1か月の投与量も厳しく制限されていました。
今回の遺伝子組み換えアルブミンは、酵母が原料のようです。「血液」という限られれた資源ではありませんので、使用制限という縛りはなくなるのでしょうか。
しかし、保険点数は高額です。 25%50mL 1瓶 9,602円
田辺三菱製薬のサイトに紹介記事が出ています。
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血糖値測定用尖刺器具使い回し事件で、21日夜に取材を受けた記事が掲載された新聞が記者さんから届けられていました。いろいろお話ししたことが、短くうまくまとめられていました。さすがだなと思いました。
その後の報道をみていますと、取材を受けたときに「氷山の一角で、広がりそうだ」感じたことが、現実のものになりそうです。
・島根県がクリニックを立ち入り調査したこと。
・同クリニックで、産休に入っている看護師さんが勤務されていたときに、問題の尖刺器具で「痛い」と患者から訴えられて、自身の指で試してみたこと(妊娠後期のために感染防止のためのワクチンが打てないことも)など。
・同クリニックで他の採血器具でも、約200人に使い回しが行われていたこと。
・県が他の医療機関を調査すると、1病院1診療所でも同様器具での使い回しが行われていたこと。
等がわかったとしています。
全国調査をすると今度の事件は氷山の一角なのかもしれません。
厚労省が乗り出して、実態調査をすれば、過去の感染事件である薬害C型肝炎訴訟、集団予防接種B型肝炎訴訟だけで済まされない、あらたな現在の多数感染事件にも発展するのかもしれません。
厚労省は、怖くて、このような器具の使い回し問題を、また当該県と器具販売会社・メーカーに調査を任せてしまって、省として調査に乗り出さないのでしょうか。
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共同通信の記事(web魚拓)
記事は次のような書き出しから始まっています。
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新しく結成された非政府組織である世界肝炎アライアンスは19日、慢性ウイルス性B型肝炎とC型肝炎に罹る人々の予防、診断、治療のさらなる向上を進めるよう世界各国政府に呼びかけた。
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記事によると、世界肝炎アライアンスはいくつかの提言をしています。
※アライアンス=連合、同盟
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改訂版です。
最新の治療法が解説されています。
難治性のC型肝炎患者のインターフェロンの再治療では、72週の治療が推奨されています。
「やさしいC型肝炎の自己管理 -その最新情報-」 改訂版
・A4判 40頁 定価(本体 1400円+税)
・2008年4月発行
・大阪府済生会吹田病院 院長/京都府立医科大学消化器内科特任教授 岡上 武 著
出版社のサイトから
● 改訂にあたって最新情報を大幅追加。C型肝炎の基礎知識から検査,治療,日常生活での注意点,さらには肝がんの予防・早期発見法までをやさしく解説!
● ペグインターフェロン・リバビリン併用療法について詳述!その他,新しい治療の開発状況についても言及。
● 患者自身や家族が「C型肝炎」をより良く理解するために最適!
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多くの先生方が、協力を約束してくれました。
署名にご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました。
この国会請願が国会で採択されるかどうかは、6月13日にわかります。
写真は、左:集会の様子、左から2枚目:山口原告団長のご挨拶、3枚目:民主党山井議員、4枚目:公明党山本議員事務所で)
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ぜひごらん下さい。
◆NHK総合 NHK仕事の流儀 「患者の無念 命の闘い」放送案内
薬害肝炎訴訟で弁護団の先頭に立って闘っておられる鈴木弁護士の活動など薬害肝炎弁護団の奮闘が放送されます。
○ 放送日時 5月20日(火)午後10:00~10:45
・再放送
総合 毎翌週火曜 午前1:00~1:44 (月曜深夜)
BS2 毎翌週水曜 午後5:15~5:59
番組公式サイト
http://www.nhk.or.jp/professional/



専門家証人、政党、報道関係者、支援の会のメンバーが100人以上参加され盛大に行われました。原告さんたちも全国から参加されていました。
鈴木弁護団長がまず挨拶にたち、裁判が和解できた3つのご支援があったことを報告されました。
ひとつ目は、大阪高裁が和解で解決することが望ましいと意見表明されたこと。
二つ目は、超党派の国会議員の方々が様々な形でご支援いただいたこと。
三つめは、原告や全国の支援者の活動を始め、418人の生命のリスト問題など大々的に報じていただいて、薬害肝炎ことを大いに世間に知らせていただいたこと。
をあげ、感謝のことばを述べ、医原病であるウイルス肝炎患者全体の救済のために、これからの活動が大切であることを強調され、原告弁護団の活動に一層のご支援を寄せていただきたいと挨拶されました。

大阪弁護団の青砥弁護士さんが編集された10分程度の映像でこれまでの活動が紹介されました。
大阪原告代表の桑田さんが、支援へのお礼を述べ(写真左、中)、来賓として出席された専門家証人の大林先生(ドクター)、政党の代表 共産党志位委員長、公明党太田代表、自民党萩生田議員が挨拶され、それぞれのお立場から「肝炎対策を超党派で!」と強調されました。(写真右)
国会の会期末に、与党の代表がお一人でも出席されたことは、大いに励まされました。
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その様子は、多くの政党がその機関紙やホームページ(ブログ)で報じています。
・公明党「肝炎対策基本法制定 早急に太田代表ら原告団と面会 患者救済粘り強く」(公明新聞08/05/15付)
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席上、太田代表は困っている人を救うために、政治はきちんと結果を出さなければならないと強調。「この問題は、絶対に政争・政局として扱ってはならないと強く思っている」として、法制化に向けて粘り強く取り組んでいく考えを示した。
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10時に衆議院第1議員会館に集合。打ち合わせをして、11時から自民党への要請です。
川崎与党肝炎対策プロジェクトチーム座長、大村厚生労働院会自民党筆頭理事らが対応してくださいました。
原告や日肝協の意見をよく聞いてくださり、川崎座長は副作用に苦しみながらインターフェロン治療を行っている原告さんに「治療結果をぜひ教えてくださいね」と声をかけておられました。
自民党のこれからの対応が、今国会で「肝炎対策基本法」を成立させることができるかどうかのカギです。
山口原告団長は、「国の責任」を法律に盛り込んだ法律をぜひ成立させてほしいと強く訴えておられました。
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午前、公明党のヒアリングをうけました。
大田代表、斉藤政調会長、赤松肝炎対策プロジェクトチーム座長ら幹部が出席、肝炎対策基本法案の対応について、与党と民主党の調整、法律の成立のために努力すると決意を述べていただきました。


ヒアリング終了後、参議院の民主党の議員さんを大阪の原告3人・弁護士3人と訪問し、事務所の秘書さんたちに法律制定のための努力をしていただくようにお願いしました。
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肝臓週間では、友の会の大きなイベント(医療費助成・B型肝炎訴訟・薬害肝炎被害者救済法の説明会)があります。肝臓週間直後(6/5-6)には第44回日本肝臓学会総会が愛媛で開催されます。
そしてその後、患者家族向けの「肝臓病講演会」「市民公開講座」などが関西各地で開催されます。
この日の運営委員会では、これらの盛りだくさんなイベントへの対応や主催する説明会の役割分担などを話し合いました。
会が大きくなり、取り組みも多彩になると、ボランティア活動のみで運営する患者会の限界も、会議の中でいろいろと出てきます。これらを調整し、和気藹々と患者会活動が進められるのも、運営委員の長姉たちの奮闘のたまものです。
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引き続きご支援をお願いします。
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同じ兵庫県下では、神戸市が本年4月から、兵庫県が5月から、一般医療機関での無料検査を行っています。
毎日新聞に
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同会によると、全国の検診率が約23%であるのに比べ、尼崎市は約6%と低い。一方、自覚症状の少ない肝炎には検査による早期発見が重要。同会会長の山本宗男さんは「保健所での検査のみでは、検査時間が限られる。より多くの人が検査に行けるよう、医療機関での無料検査が必要」と訴えていた。
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と5月10日付毎日新聞は報じています。
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・福井 41人申請 31人助成確定 福井新聞(web魚拓)
・沖縄 25件申請 沖縄タイムス(web魚拓)
・群馬 26人申請 毎日新聞/群馬(web魚拓)
この毎日新聞は、助成事業の利用者が伸びない理由を次のように指摘しています。
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県内ではC型肝炎だけで推計約6500人の患者がいるが、同製剤はすべての患者に有効な手段ではないことなどから、県は今年度、厚生労働省の試算に基づき約1150人の受診を見込んでいる。出足が鈍かったことについて同課は、助成を受けられるのが生涯に1回、期間が1年間と限定されるため、患者が慎重になったとみている。
しかし、患者からは「そもそも自己負担が高すぎる。これまで利用してきた高額医療費の払い戻しを受けると規定の自己負担額よりも負担は軽い。助成制度自体が無意味だ」など批判が出ている。
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毎日新聞も指摘しているように、B・C型肝炎患者に対する医療費助成事業については、抜本的な改善が求められています。

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がん患者相談支援センターの担当者と面談し、お願い事とがん患者相談支援センターに関わる施設の見学を行いました。
病院側が計画している「がん患者サロン」(仮称)に、
①肝がん患者さんが集える日を、当面月に1日程度設けてほしい。
②入院患者さんや市民に開放されている附属看護学校の図書室も患者の勉強のために使わせてほしい
等々です。
相談支援センター長、事務担当者、ケースワーカー、看護師さんなどが対応していただき、お話を聞いてくださいました。
大阪肝臓友の会の役員会で検討し、「企画書」を病院側に提出し、「がん患者サロン」の肝がん版を始動できればとおもっています。
病院側からがん診療連携拠点病院として主催される「第8回がん診療アップデート がんに関する最新の話題」の講演会の案内もありました。
5月17日(土)、羽曳野市のLICはびきのホールで開催され、大阪がん医療の向上をめざす会の河野さん(乳がん患者)さんもご自身の体験をお話しされます。
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20人近い会員さんがお手伝いくださって、順調に作業は進んだようです。
私は、日肝協の用事で上京したためにお手伝いはできませんでした。
会の事務局長さんによる会員訪問が再開され、この号ではB型肝炎患者さんのお宅を訪問し、闘病生活を報告されています。
関節痛や腰痛を長い間訴えられていて、私も電話で相談を受けたことがありました。リウマチなどの専門医にかかることをおすすめし、いくつかの医療機関を受診されたようですが、最終的には大学病院でたくさんの検査を受けて、抗ウイルス剤による副作用と診断された様子が綴られています。
目次の紹介
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大阪には、6月30日に到着し、府内を更新する予定です。
私もl、この数年は、毎年私の町からと隣市の市役所まで行進に参加しています。
国民平和大行進のブログ
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我が家のワンコ「ポコ」は、この5日ほど、下痢状態です。食欲は回復しましたが、下痢は治りません。元気がなく、散歩やご飯のおねだりに、激しく吠えることも少なくなりました。
朝から動物病院行きです。連休中ですごい混雑。1時間半待ちで診察場に。事前の指示で採便したものも持参、採血もされて、診察、脱水症状や痩せているために栄養剤の点滴も。
検査結果は、いつものALPが2000、GOT、GPTが70台以外は異常値もなく、便検査の結果で下痢の原因も不明という説明です。
素人判断では、細菌性の下痢なのか?
半年分のフィラリアのお薬もいただいて、会計は2万5千円。今年になって初めての受診です。いたしかたありません。
しばらく様子を見るしかないのですが、早く元気になってと、祈るしかありません。
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写真左は、ニセアカシアの花。
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つれ合いと「憲法ミュージカル ロラ・マシン物語」を見に行きました。会場は柏原市リビエールホール。
関西の若手弁護士さんたちが取り組んでおられます。一般公募の市民100人が演じておられました。1月から150時間を超える練習を積み重ねられ、6歳から70歳代までの幅広い演者にはびっくりしました。
大東亜共栄圏下のフィリピンでの日本軍の蛮行と慰安婦問題、戦後の民主下闘争に焦点を当てたミュージカル。
薬害肝炎弁護団の若手弁護士さんも、案内係でお手伝いされていました。
5月11日には堺市民会館でも行われます。
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18 インターフェロン-アルファ(注射剤であって慢性B型肝炎又は慢性C型肝炎に用いられるものを除く。)
20 インターフェロン-ベータ(注射剤であって慢性B型肝炎、慢性C型肝炎又は慢性C型肝炎の進行による代償性肝硬変に用いられるものを除く。) ------------------------
と表記されているのです。大変わかりにくい告知のされ方です。「こっそりと告知」し、この制度の利用を最小限にとどめようとする魂胆があるのかなと勘ぐりたくなります。
インターフェロン治療を受けている患者や家族に対してもっとわかりやすい告知がなされるように働きかけなければなりません。
ウイルス肝炎に対するインターフェロン治療の副作用で後遺障害がでるほどの重篤なものに対して、日本肝臓病患者団体協議会では、「医薬品副作用被害救済制度」の救済の対象にするように強く国に要望してきました。
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記者クラブ幹事社に、新聞テレビ放送等各社に配っていただくように依頼書を40部あまりお渡ししました。
この日は、府政改革プロジェクトチームと府教育委員会・健康福祉部の2セクションの部長との討論会があり、庁内テレビ放送でそのやりとりが公開されていました。
子どもの保護者団体や保育所・障がい者団体関係者がたくさん来庁されており、テレビ視聴室は廊下までたくさんの方があふれて、PTと部長さんたちのやりとりをみておられました。
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