投稿日:2006-12-11 Mon

11日午後、事務所当番。
会報発送作業後で、会員さん宅に新しい会報が届いた後の当番なので、相談電話や郵便物がたくさんありました。
国会請願署名も署名欄をいっぱいにして送ってくださる方も。
夜、NHKきょうの健康(NHK教育放送)で、「肝炎治療の最前線」が始まりました。15日(金)まで続きます。
説明を担当されるのは、京都府立医科大学の岡上武教授。1日目は、「C型 早期発見のために」。
キャスターからの問いかけ、「感染の原因は」に、岡上教授は、輸血や血液製剤などの他に、感染原因がわからない人が6割いるとの説明でした。
他の部分の説明では、感染原因として、過去の不衛生な注射器などもあげられておられました。
C型肝炎から静脈瘤破裂で亡くなられた作家の伊藤精介氏は、著作「沈黙の殺人者(サイレント・キラー)・C型肝炎―250万人の日本人に巣喰う『発がんウイルス』の恐怖」で、国の厚生行政の責任(WHOの勧告を受け入れずに、注射器の使い回しを放置した)を指摘しています。
当時の厚生省が対策を遅らせた結果、医療や公衆衛生対策の進んだわが国で、C型肝炎やB型肝炎ウイルスを蔓延させた国の責任は問われなければなりません。(村中眞佐子さんの訴え)
電話相談では、
○B型肝炎:職場の健康診断で初めて肝機能以上を指摘され、病院受診でB型肝炎ウイルス陽性、急性肝炎?という診断を受け、再度精密検査を受けることになった。
慢性化するおそれがあるのか?成人になっての感染は慢性肝炎になることは少ないと「解説本」に書いてあったが。(30歳代・男性)
○自己免疫性肝炎:同病者が自分の廻りにいない。ネットで貴会のことを知ったが、会に入れば自己免疫性肝炎の情報は得られるのか。(50歳代・女性)
○C型肝炎:「強ミノ」を打ってもらっていた医院が廃業した。市内の総合病院で打ってもらっているが、すごい混雑で待ち時間が長く、薬も後発品で、週3回で1回につき3アンプルしか打ってくれない。
先月の血液検査で、GOT 106、GPT 180。「強ミノ」を打ってくれる医療機関を紹介してほしい。(70歳代・女性)
等など。
毎回思うことですが、「肝炎」を巡っては、解決する課題はいっぱいあります。
今回の相談のみーワード:「慢性化」「希少性の慢性肝疾患」「GPT(ALT)値の低値安定化」「鉄貯留」「フェリチン検査」「高齢者の治療法」「肝疾患診療機関」
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B型肝炎についても、感染経路不明の人が多いのではないでしょうか。私の場合、母子感染と勝手に思い込んでいましたが、最近母が大病で亡くなったときに、ウィルスキャリアではないことを知りました。ではどこから?4歳下の弟もB型キャリアで発病歴があります。例の予防接種でしょうか。
悠紀 朋さん、B型肝炎も集団予防接種などにより日本全国に蔓延したことが、最高裁判決でも示されました。
http://blog.goo.ne.jp/sin594/e/7aeadffbc16b99bad1f94f723a77ff59
村中眞佐子さんの訴えでもそのことが強く叫ばれています。
http://blog.goo.ne.jp/sin594/e/5899ff0429cc1c30048745491c10f267
国は肝炎対策で肝炎患者への支援策を打ち出すべきです。
http://blog.goo.ne.jp/sin594/e/7aeadffbc16b99bad1f94f723a77ff59
村中眞佐子さんの訴えでもそのことが強く叫ばれています。
http://blog.goo.ne.jp/sin594/e/5899ff0429cc1c30048745491c10f267
国は肝炎対策で肝炎患者への支援策を打ち出すべきです。
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