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投稿日:2011-08-10 Wed

大阪府では「大阪府肝炎フォローアップ事業実施指針」を2003年1月に施行していますが、実態は機能していません。
大阪府健康づくり課のサイトには次のような記載があります。
○大阪府肝炎フォローアップ事業の肝炎専門医療機関と肝炎協力医療機関
http://www.pref.osaka.jp/kenkozukuri/kanentaisaku/bosyuu.html
大阪府立成人病センターがん予防情報センター企画調査課では、大阪府のがん対策について、がんに関する統計から年度毎にその分析結果について公表しています。
○統計資料からみる大阪府のがん対策進捗と今後の課題
肝炎対策
大阪府立成人病センターがん予防情報センター企画調査課 田中政宏氏
http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/training/text/tanakadr_hcv.pdf
上記報告では次のように指摘しています。
肝炎対策事業の問題点1
• 肝炎ウイルス検診事業
1. スキームが複数あり事業の全体像が不明確
• 市町村事業、特定感染症検査等事業、都道府県単独事業、政府管掌保険、(他にも保険者事業)
2. 事業評価指標の把握はさらに困難(未実施)
• 指標の多くが不明、不明確な対象者、入手可能資料
でも定義不統一(対象者数の定義、政令市の包含等)
• 厚労省は2011年度に検診受診率(横断?)調査計画
• 肝炎治療費助成事業
– 事業は把握しやすいが、完遂率・治療効果の評価はこれからの課題
肝炎対策事業の問題点2
1. ウイルス検診受診→ 検診受診率
2. 精密検査→ 精密検査受診率
3. 専門医療機関→ 専門医療機関受療率or治療方針の妥当性評価
IFN治療適応率
4. かかりつけ医/専門医→治療完遂率/治療成績
大阪市は2-4を把握:ただし市事業分のみ
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8月19日(金)には、大阪府がん対策推進員会の肝炎・肝がん対策部会への行こう準備会議が開催されます。
がん対策条例が施行され、がん対策推進委員会が発足する機会に、肝炎対策フォーローアップ事業が機能し、肝炎ウイルス感染者が適切な医療が受けられるように、関係機関が一体となって取り組まれることを望みます。
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