投稿日:2017-09-27 Wed


9月27日、すべての主要なジェノタイプ(GT1~6型)に対するC型慢性肝炎治療薬 「マヴィレット®配合錠」(グレカプレビル/ピブレンタスビル)の日本における承認を得たとアッビー合同会社が発表しました。
https://japan.cnet.com/release/30210378/
※「マヴィレット®配合錠」添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/62501A7F1020_1_01/
日本において「マヴィレット」は、CKD患者さんを含め、HCV感染患者さんの大多数を占める、肝硬変を有さない、DAA未治療*のGT1型およびGT2型のHCV感染患者さんに対する8週間投与の治療選択肢です。
また、「マヴィレット」は、GT3~6型に感染した患者さん、代償性肝硬変を有するなど特定の治療課題を持つ患者さん、およびDAAによる前治療で治癒しなかったなど治療の選択肢が限られている患者さんに対する12週間投与の治療選択肢でもあります。
▼日本での「マヴィレット」の適応について
C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
安全性情報の概要
禁忌
1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
2.重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者
3.アタザナビル硫酸塩、アトルバスタチンカルシウム水和物、リファンビシンを投与中の患者
▼使用上の注意
1. 慎重投与
B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者[再活性化するおそれがある]
2. 重篤な基本的注意
B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること、B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること
スポンサーサイト
△ PAGE UP